「ワキガ」の原因は皮膚常在菌。臭いには個人差が
アポクリン腺から分泌された汗は皮脂や老廃物などを多く含むため、皮膚に常在している細菌は、アポクリン腺から分布される汗を餌にして増殖します。
細菌が皮脂や老廃物を分解すると様々な物質が生じ、中には不快な臭いを放つ「脂肪酸」などの物質が含まれることがあります。
これが、「ワキガ」を引き起こす原因です。
「ワキガ」かどうか、チェックする方法
「ワキガ」の原因となる物質の臭いは、硫黄臭・酢のような臭い・スパイスのような臭い・古い雑巾のような臭い、など様々な表現されます。
「ワキガ」の元となる物質は多々あり、発生する物質の種類や量は人によって異なるため、当然ながら臭いにも個人差があります。
「ワキガ」の臭いがよく分からないという人は、タオルやガーゼを5分間脇に挟んで、その臭いをチェックしてみましょう。
上記のような臭いを感じた場合は、「ワキガ」の可能性があります。
【ワキガのにおい】臭い消しってあるの?
脇の臭いは多くの女性が抱えている悩みの一つです。
脇の臭いが気になると対人関係などにも支障を来たし、うつ状態に陥る人も少なくありません。
そんな「ワキガ」の不快な臭いを消し去ってくれるグッズは女性の強い味方です。ちまたでは数多くの「ワキガ臭い消し」が販売されていますが、効果はあるのでしょうか?
市販のデオドラント商品や制汗剤。使い過ぎは逆効果なことも
スプレーやローション、クリームなど形も様々で、お好みのテクスチャーや香りの商品を選ぶことが可能です。
これら市販の「ワキガ臭い消し」は、一時的に汗の分泌を抑えたり、臭いを改善する効果は期待できますので、外出時など脇の臭いが気になる時には、ぜひ使っていただきたいと思います。
しかし、使い過ぎはかえって臭いを助長することがあるため、注意が必要です。
市販の商品は、脇の肌にパウダーやクリームなどが残ります。
それらが毛穴を塞ぐと、毛穴の内部で汗が溜まって細菌が繁殖しやすい状態となり、臭いの元となる物質が多く産生されることにつながります。
その結果、さらに臭いがきつくなってしまうこともあるのです。
商品のパッケージには、一日の使用量の目安などが記載されていますので、必ず守るようにしましょう。

病院では、市販の制汗剤よりも効果が高い「塩化アルミニウム」や臭いの元を作り出す細菌を退治する塗り薬や飲み薬を処方してもらうことができます。
とくに抗菌薬は、一時的に臭いを改善するのではなく、臭いの原因を根本から退治するため、非常に有用です。
いずれも、市販の臭い消しよりも高い効果が期待できることが多いので、市販品で効果が得られず臭いに悩んでいる人は、一度病院で相談することがおススメします。
病院で臭い改善の薬を処方してもらうこともできる
市販の臭い消しを使用しても臭いが気になる場合には、皮膚科や美容外科などを受診するのもおススメです。
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